ROTTENGRAFFTY 「激しさ」と「漢達の嘆き」
突然だが、悲しいロック「切なロック」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
「ある」という方にはこの記事は朗報だろう。とりあえず以下を聞いてほしい(と言われてクリックをしないのは私も同じだ。説明を続けよう)
「京都のドブネズミ」こと関西のモンスターバンドROTTENGRAFFTYの「金色グラフティー」である。知っているという方は、京都大作戦でまた会おう。知らないという方は、趣味欄に音楽鑑賞を各資格がないので、義務として聞くように
そろそろ本題に行こう。この曲の魅力は簡単に言うと、「強がって生きてきた人間がひた隠す後悔をさらけ出している」ということである。
金髪ギタリスト、アシンメトリーのボーカル、激しいドラム。犯罪歴があっても意外性のない見た目ではあるが、歌詞はどうだろう?
「あの日の記憶は夢の中、胸を締め付けてwowow」
「輝きくるって夢の中、風に吹かれてwowwow」
wowwowはともかく哀愁たっぷりである。風貌も相まって「若いころは自分は特別だと思っていた。頑張ってきた、けどやっぱ無理だったよ」そう言ってるように感じてならない。叫ぶような歌い方も相まって、無感情な非人間の私も心を揺さぶられた。夜な夜な聞いて、涙が止まらないときさえあった。
夢を追っている人。夢を諦めるしかなかった人。夢がなくて虚無感を感じているひとにさえこの曲は、寄り添ってくれる。
聞いてみてくれ、そしていつか一緒に叫ぼう
ドラゴンボール主題歌 「70cm四方の窓辺」
メンバー平均年40歳を超えてもな、お健在
ミクスチャーロックの到達点ともいえる楽曲 「ハレルヤ」